働きながら免許が安く取れる?会社の免許取得支援制度を現役ドライバーが解説

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トラックドライバーに興味はあるものの、「免許が足りない」「取得費用が高そう」と感じて、一歩踏み出せずにいる人は多いです。

特に社会人の場合、仕事を辞めずに免許を取れるのか、費用はどれくらいかかるのかといった点は、大きな不安になりやすい部分です。

求人でよく見かける「免許取得支援制度あり」という言葉も、実際にどこまで会社が負担してくれるのかは分かりにくいです。

トラくん

免許取得支援って、無料で免許が取れるイメージだったけど?

ウイングくん

入り口は優しいけど、出口が狭い制度もあるんだ。
返還条件を知らないまま使うと、後で困ることがあるよ。

条件を知らないまま入社すると、後から返還請求やトラブルになるケースもあります。
筆者自身、未経験からドライバーになり、実際に資格取得支援制度を使って中型免許とフォークリフトを取得してきました。

この記事では、免許取得支援制度の仕組み・条件・リスクを、現役ドライバーの実体験をもとに解説します。

この記事を読むことで

  • 働きながら免許が取れるのか
  • 本当に安くなるのか
  • 辞めたらどうなるか

事前に整理できます。

免許取得支援制度は、内容を理解したうえで使えば、未経験者にとって心強い制度です。
だからこそ、どんな条件で使えるのかを知ることが大切です。

目次

免許取得支援制度とは

免許取得支援制度とは、会社が免許や資格の取得費用をサポートする制度です。

未経験者の採用や育成を目的として、運送業界では比較的よく導入されています。

トラくん

会社が全部払ってくれる制度ってこと?

ウイングくん

会社ごとに違うよ!
立て替えだったり、条件付きだったりするんだ。

対象になることが多い免許・資格

会社によって違いはありますが、対象になりやすい免許・資格は次の通りです。

  • 準中型免許
  • 中型免許
  • 大型免許
  • フォークリフト
  • 玉掛け

中でも重要なのは、中型免許とフォークリフトです。

この2つが取れる会社は、未経験者を育てる前提で考えているケースが多いです。

免許取得支援制度の主な3パターン

免許取得支援制度は、大きく分けて次の3パターンがあります。

パターン① 全額会社負担

  • 教習費用を会社が全額負担
  • 一定期間内に退職すると返還義務あり

金銭的な負担は少ないですが、途中退職のリスクは高めです。

パターン② 一部補助

  • 費用の一部を会社が負担
  • 返還義務なしのケースが多い

縛りは弱いですが、自己負担は発生します。

パターン③ 立て替え後に返金

  • 一度自腹で支払い
  • 免許取得後に返金

制度としては多いですが、一時的にまとまったお金が必要です。

本当に「安く」なるのか?

免許取得支援制度を使えば、自己負担は確実に減ります

中型免許の場合、通常は25万円前後かかることが多いです。

制度を使えば、半額で済む、または実質無料になるケースもあります。

ただし、返還条件や勤務年数は必ず確認が必要です。

働きながら免許は取れる?

多くの会社では、働きながら教習所に通う形になります。

  • 休日を使って通う
  • 仕事後に通う
  • 繁忙期を避けて取得する

会社側も前提として理解しているため、スケジュールは比較的調整しやすいです。

ただし、教習期間中の給与扱いは会社ごとに違います。

トラくん

教習時間によっては、早く退社させてくれたりするよ!

免許取得支援制度の契約・条件・リスク判断

免許取得支援制度で、最もトラブルになりやすいのが契約条件と退職時の扱いです。

制度があるかどうかより、中身を理解して使うことが重要です。

返還義務はある?辞めたらどうなる?

多くの会社では、一定期間内に退職すると費用の返還義務があります。

  • 1〜3年以内の退職で返還
  • 勤務年数に応じて一部返還
  • 場合によっては全額請求

返還条件は、必ず書面で確認する必要があります。

トラくん

途中で辞めたら、やっぱり返さなきゃダメ?

ウイングくん

条件次第だね!
期間や返済額は、必ず事前に確認した方がいいよ。

ブラックな使われ方をするケース

制度そのものは問題なくても、次のような使われ方をする会社もあります。

  • 返還額が異常に高い
  • 免許取得を理由に低賃金
  • 辞めさせないための縛り

これは制度ではなく、会社側の問題です。

実際に多いトラブル例

  • 退職時に突然、全額請求
  • 面接時の説明と契約内容が違う
  • 免許を取ってもすぐ乗せてもらえなかった
  • 返済金額の計算方法が想定と違った(入社後⚪︎年と免許取得後⚪︎年)

多くは、事前確認で防げるトラブルです。

免許を取れなかったらどうなるか

実際の現場では、資格取得支援制度を利用したものの、免許を取得できなかった人も見てきました。

この場合、制度として問題があったというより、「免許を取得する前提」で周囲の期待が進んでしまい、
本人が職場で居づらくなってしまうことがあります。

免許取得支援制度は、「使えば必ず取れる」ものではないため、万が一うまくいかなかった場合の扱いについても、
事前に確認しておくことが大切だと感じました。

トラくん

取れなかった人って、その後どうなったの?

ウイングくん

倉庫作業や補助業務など、会社の中でできることを続けてるよ!
諦められない人は、自分で取りに行くかな。

会社の支援を使わずに免許を取得する場合、通学と合宿では選び方が変わります。
それぞれの違いや向いている人については、別の記事で詳しくまとめています。
通学と合宿免許の違いを比較

実際に筆者が資格取得支援で免許を取ったときの条件【実例】

トラくん

実際に使った人の話ってある?

ウイングくん

あるよ!
筆者が資格取得支援を使って免許を取ったんだ。

ここからは、筆者自身が実際に資格取得支援制度を使ったときの条件です。

あくまで一例ですが、制度の現実を知る判断材料になると思います。

中型免許を取得したときの条件

  • 取得費用:約28万円(安心プラン込み)
  • 費用は会社が立て替え
  • 一定期間内に退職すると返還義務あり
  • 人数条件あり(法人割引適用のため)

返還条件は段階的でした。

  • 1年以内に退職:全額返済
  • 2年以内に退職:半額返済
  • 3年以内に退職:3分の1返済

教習期間は、労働扱いではなく、基本的に自分の時間で通う形でした。

返還条件や費用については、免許取得前に書面で事前説明がありました

フォークリフトを取得したときの条件

  • 取得費用:約3万円
  • 金額が低いため返還義務なし
  • 人数条件あり(法人割引適用のため)

教習期間は、労働扱いで、休日出勤扱いでした。

同じ資格取得支援でも、免許の種類によって条件が大きく違います。

なお、法人割引の関係で、一定人数(3人以上)がそろうことが受講条件でした。

中型免許のときは比較的すぐに人数が集まり、スムーズに受講できました。
フォークリフトは人数が集まるまで時間がかかり、実際に1年以上「待ち」になりました。

トラくん

希望の資格があっても、すぐに受講できないケースもあるんだね。

ウイングくん

会社として優先度が高い資格から受講になることが多いよ!

実体験から感じたこと

実際に制度を使って感じたのは、「支援があるか」より「条件が明確か」が重要という点です。

  • 返還条件が段階的で分かりやすい
  • 書面で事前説明がある
  • 不利な条件が隠されていない

知らずに使っていたら、トラブルになってもおかしくなかったと思います。

この実例から分かる判断ポイント

  • 返還条件が段階的に設定されている
  • 金額・期間・条件が書面で説明される
  • 教習期間の扱いが事前に明示されている

これらが揃っていれば、資格取得支援制度は比較的安心して使えます。

他の会社で見聞きする資格取得支援制度の条件例

筆者の実体験以外にも、次のような条件を見聞きすることがあります。

日割り計算で返済額が決まるケース

  • 免許取得から4年間を基準
  • 4年以内に退職すると残り日数分を返済
  • 勤務期間が長いほど返済額が減る

公平ですが、計算方法の理解が必要です。

取得費用の半分を会社が負担するケース

  • 取得費用の半分を会社が負担
  • 返済義務なし

縛りは弱いですが、自己負担は発生します。

他社条件を見たうえでの考え方

  • 全額負担+返還あり → 縛り強め
  • 日割り返還 → 公平だが理解必須
  • 一部負担+返還なし → 自由度高め

どれが正解かではなく、自分が納得できる条件かが大切です。

※ここで紹介してきた条件は、筆者が実際に経験・見聞きした一例です。
資格取得支援制度の内容は会社ごとに異なるため、必ず入社前に書面で確認してください。

まとめ|免許取得制度で後悔しないために

免許取得支援制度を使えば、働きながら免許を安く取ることは可能です。

ただし、制度の内容を理解せずに使うと、金銭トラブルにつながる可能性もあります。

大切なのは、「支援があるか」ではなく「条件を理解して選ぶこと」です。

条件を把握したうえで使えば、免許取得支援制度は未経験者にとって大きな味方になります。

トラック免許の種類や違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
 トラック免許の種類・違いを解説

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この記事を書いた人

普通免許のみ・未経験からトラックドライバーになったしゅんです。
転職を何度も経験してきたので、「失敗しても大丈夫!」という目線で初心者向けの情報を発信しています

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