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トラックドライバーは人手不足と言われているのに、「思ったより給料が上がらない」と感じている人は多いのではないでしょうか。
実際、同じドライバーでも会社によって年収に大きな差が出ることは珍しくありません。
その理由は、個人の努力だけではなく、運送業界特有の構造や、会社の立ち位置によって収入が大きく左右されるからです。
トラくんなんで同じドライバーなのに給料差あるの?



同じ時間釣りしても、魚が多い場所と少ない場所で結果が違うでしょ?
運送会社もどの場所の仕事をしてるかで収入が変わるんだよ。
筆者自身もこれまで複数の現場を経験する中で、「同じような仕事なのに、なぜこんなに差が出るのか?」と疑問に感じたことがありました。
この記事では、
- なぜ人手不足なのに給料が上がらないのか
- 給料が伸びにくい運送会社の特徴
- 稼げる会社に共通するポイント
- 良い運送会社の見分け方
を現場目線で分かりやすく解説します。
「給料が上がる良い運送会社を探したい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
結論としてトラックドライバーの給料は努力より会社選びで大きく変わります。
トラックドライバーは人手不足なのに給料が上がらない本当の理由


結論から言うと、ドライバー不足だからといって、全員の給料が自動的に上がるわけではありません。
なぜなら、運送業界では「仕事の立ち位置」が収入を大きく左右するからです。
その理由は、運送業界の構造にあります。
- 荷主との契約運賃が固定されている
- 運賃値上げが簡単にできない
- 会社の立ち位置で利益率が変わる
などの理由から、人手不足でも会社の利益がすぐに増えるとは限りません。
給料が上がらない運送会社の特徴


トラックドライバーの給料は、働く時間や努力だけで決まるわけではありません。
実際には、会社の構造や仕事内容によって、同じ時間働いても収入に大きな差が生まれます。
- 下請け・多重構造
- 運賃単価が安い
- 待機時間・荷待ちが多い
- 配車の質が悪い
- 車種・仕事内容で差が大きい
ここでは、給料が伸びにくい運送会社に見られる代表的な特徴を解説します。
①下請け・多重構造(運賃が減る)
運送業界では、仕事が多重下請け構造になっていることが珍しくありません。
物流のスタートは「荷主」です。
荷主とは、
- メーカー
- EC企業(ネット通販・ネット販売)
- 建材会社
- 食品会社
など、荷物を運びたい企業。
荷主は基本的に、できるだけ安く・安定して運んでほしいと考えています。
荷主は、多くの場合、管理しやすいように大手の運送会社へまとめて依頼します。
理由として、
- 全国対応できる
- 管理が楽
- 信頼性が高い
この会社が「元請け」と呼ばれます。
元請けは仕事を受けても、
- 車両台数に限界
- ドライバー不足
- 地域ごとの対応
などの理由で、すべて自社では対応できません。
そこで、下請け会社に仕事を依頼します。
繁忙期やエリアの問題などで、
一次下請け
↓
二次下請け
と仕事が流れていくことがあります。
ここで多重構造が生まれます。
仕事が流れるたびに、
• 手数料
• 利益
が差し引かれます。
つまり:
荷主 → 元請け → 下請け → 孫請け
という形になるほど、中間マージンが発生し、実際に現場に入る運送会社の利益は減っていきます。
結果として、会社に残る利益が少なくなり、現場ドライバーの給与が低くなりやすい傾向があります。



仲介だけする会社もあるってたまに話題になるよね



仲介そのものが悪いわけじゃないけど、間に入る会社が増えるほど最後に残る運賃が減ることになるんだよ💦
②運賃単価が安い案件が多い
仕事内容によって運賃単価は大きく変わります。
例えば、
- スポット便(単発・不定期の配送依頼)
- EC配送(ネット通販)
- 単価競争が激しい仕事
こうした案件は、仕事量が多くても単価が低い場合があります。
会社の利益が薄いと、ドライバーへの還元も難しくなります。
その結果、長時間働いているのに給料が伸びにくいという状態になりやすいです。



単発の仕事って安くなりやすいの?



効率が悪いし、継続契約じゃないと運賃交渉が難しいからね……
③待機時間・荷待ちが多い


これは現場ではよくある問題です。
- 積み込み待ち
- 荷降ろし待ち
- センター前での長時間待機
つまり: 実質的な時給が下がる。
拘束時間は長くなるのに、必ずしも給料に反映されるとは限りません。
稼げないと感じる原因の多くは、この「見えない時間」にあります。
④配車の質が悪い
配車はドライバーの収入に大きく影響します。
例えば、
- 空車回送が多い
- 無理な時間指定
- 帰り便がない
- 非効率なルート
こうした配車では、同じ時間働いても効率が悪くなり、収入が伸びにくくなります。
⑤車種・仕事内容で差が大きい
トラックドライバーは、同じ「運送業」でも仕事内容によって収入差が大きい職種です。
例えば、
- ウイング車(フォーク積みが多い) → 効率良い場合あり
- 宅配系 → 件数が多いが単価が低め
- 高単価な完成品→運賃も高めになる
仕事内容の単価や作業内容によって、同じ時間働いていても収入に差が生まれます。
そのため、「会社が悪い」のではなく、仕事内容自体が稼ぎにくい場合もあります。
筆者自身は、仕事内容と収入のバランスから初めてのトラックドライバーには、ウイング車の仕事をおすすめしています。
詳しくはこちらの記事で解説しています
▶︎ウイング車の仕事内容について解説
給料を上げるために知っておきたい|稼げる運送会社の共通点


トラックドライバーの給料は、個人の努力だけで大きく変わるわけではありません。
つまり、給料を上げるためには「努力量」より「働く場所」が重要になります
ここでは、給料が上がりやすい運送会社に共通している特徴を解説します。
① 荷主が大手・固定契約
稼げる会社は、単発の仕事よりも固定契約を多く持っています。
理由はシンプルで、
- 仕事量が安定する
- 運賃交渉がしやすい
- 配車計画を立てやすい
からです。
特に大手企業との直接契約がある会社は、仕事が途切れにくく、給与も安定しやすい傾向があります。
ホームページに具体的な企業名が書いてある会社だと元請けの可能性が高いです。



固定の方が仕事もやりやすいの?



毎回違う場所に行くより、同じ場所に行くから道も覚えやすいしやり取りも楽になるよ!
②自社倉庫を持っている
自社倉庫を持っている会社は、物流の主導権を握りやすいです。
- 積み込み時間の調整がしやすい
- 待機時間が減る
- 自社案件を増やせる
- 利益率が高くなる
結果として、運行効率が良くなり、ドライバーの稼働時間を収入に繋げやすくなります。
また、自社倉庫があると荷物の管理業務にも携えるようになり収入源を増やせるメリットがあります。
③荷待ち・待機時間が少ない
稼げる会社は、
- 予約制の積み降ろし
- 荷主との関係性
- 配車管理
によって、無駄な待機時間を減らしています。
特に歩合制の場合、この影響はさらに大きくなります。
歩合制では「走った距離」や「運んだ回数」が収入に直結するため、待機時間が長いほど稼働効率が落ち、同じ拘束時間でも収入が伸びにくくなります。



待機時間ってよく問題になるよね



長時間の荷待ちは記録や改善対象になることが多いんだ。
最近は国の指導も厳しくなってて、少しずつ改善されてきてるよ!
④配車が効率的


同じような仕事内容でも、配車次第で収入は大きく変わります。
効率的な配車の特徴
- 空車回送が少ない
- 無理なスケジュールを組まない
- 帰り便まで計算されている
配車が上手い会社は、無駄な時間が減り、結果としてドライバーの収入も上がりやすくなります。
筆者の体感として、配車係や経営者が現場を経験してる人ほど効率的に組めています。
面接や職場見学する際に確認しておくと良いです。



配車するんだからドライバー経験あるのが普通じゃないの?



配車は運行管理者の資格を持ってる人しか出来ないから、現場経験が少ないまま担当になるケースもあるんだよ。
⑤手当や給与体系が明確
稼げる会社は、給与の仕組みが分かりやすい傾向があります。
例えば、
- 基本給
- 残業代
- 無事故手当
- 歩合手当
- 深夜手当
などが明確に分かれている。
逆に、総支給額だけが強調されている場合は注意が必要です。
運送業の場合、基本給を抑えて手当だけを増やして残業単価を抑えようとしたりボーナスを抑える企業が多いです。
給与の内訳が分かる会社ほど、長く働きやすい環境であることが多いです。
⑥ドライバーの離職率が低い
実は、離職率は重要な判断材料です。
稼げない会社では、
- 給料が上がらない
- 労働環境が厳しい
- 経営者が利益を独占している
といった理由で人が定着しません。
逆に、長く働いているドライバーが多い会社は、待遇や仕事量が安定している可能性が高いです
実際に筆者の会社では、高めに給料を出せば退職者が出ないという経営者の考え方で年収を10%上げるなど改善し始めてから辞める人が少なくなっています。
⑦車両・設備が整っている
車両や設備は会社の余裕を表します。
例えば、
- 比較的新しい車両
- 安全装備が充実
- 整備がしっかりしている
こうした会社は、利益が出ているケースが多く、ドライバーへの還元も期待できます。
車両が綺麗で安全設備に力を入れると事故やトラブルが減りその分取引先からの印象も良くなります。
筆者の会社の場合、車両の質を徹底しておりその結果取引先との運賃交渉に成功する事例が多いです。
給料が上がる運送会社の見分け方


ここまで、給料が上がりやすい運送会社の特徴を紹介してきました。
しかし実際には、求人票だけで会社の中身を完全に判断するのは難しいものです。
ここでは、応募前や面接時にチェックできる「現実的な見分け方」を解説します。
① 求人票の「仕事内容」が具体的
給料が上がりやすい会社は、仕事内容の説明が具体的な傾向があります。
例えば、
- 荷物の種類(建材・食品・雑貨など)
- 配送エリア(地場・中距離・長距離)
- 積み降ろし方法(フォーク・手積みなど)
- 1日の流れ
仕事内容が具体的に書かれている会社は、業務内容が整理されており、安定した案件を持っている可能性が高いです。
逆に、
- 配送業務全般
- 頑張れば高収入
- やる気次第で稼げる
など曖昧な表現が多い場合は、仕事内容の幅が広すぎたり、実態が見えにくいケースもあるため注意が必要です。
② 手当や給与体系が明確
総支給額だけでは、本当に稼げる会社かどうかは判断できません。
チェックしたいポイント、
- 基本給がいくらか
- 残業代の計算方法(みなし残業の有無)
- 各種手当(無事故・深夜・歩合など)
- 賞与の有無
などが明確に分かれている。
逆に、総支給額だけが強調されている場合は注意が必要です。
運送業の場合、基本給を抑えて手当だけを増やし、残業単価を抑えようとしたり賞与を抑える企業が多いです。
給与の内訳が分かる会社ほど、長く働きやすい環境であることが多いです。
③車両写真・設備がきちんと掲載
車両管理を徹底している会社は、求人やホームページでアピールしていることが多いです。
例えば、
- 車両を定期的に買い換えている
- 車種が統一されている
- 最新式の安全装備の説明がある
こうした会社は設備投資ができており、経営が安定している可能性が高いです。
結果として、ドライバーへの待遇にも反映されやすくなります。



車両が古い会社は良くないの?



明らかに故障やトラブルが多いのに買い換えや整備をしてくれない会社は、安全意識が低い可能性があるから要注意かな!
④ ドライバーの雰囲気を見る
可能であれば、面接時や職場見学でドライバーの様子を見るのも大切です。
チェック例、
- 挨拶や雰囲気
- 車両の清潔感
- ベテランドライバーが多いか
長く働いている人が多い会社は、待遇や仕事量が安定しているケースが多いです。
運送業の場合、1日の仕事内容が安定していることが多く、職場見学するメリットが他の職種より大きいです。
筆者自身も必ず職場見学をしたことで良い会社を見極めることができました。
⑤ 専属便・固定荷主がある
給料が安定しやすい会社は、専属便や固定荷主の仕事を持っています。
理由として、
- 仕事量が安定する
- 配車が組みやすい
- 運賃単価が安定する
求人票に、「○○専属」や「固定ルート配送」などの記載がある場合は、元請けや一次請けに近い案件の可能性があります。
逆に、固定の仕事がなく、フリー便と書かれた仕事の場合下請けの可能性があるので注意が必要です。
良い運送会社を効率よく探す方法


給料が上がる運送会社を探す上で、転職エージェントを活用する方法があります。
求人票だけでは、
- 実際の仕事内容
- 配車の質
- 荷主との関係
- 離職率
など、重要な情報が見えにくい場合があります。
転職エージェントでは、担当者が企業情報を把握していることがあり、条件や希望に合わせて求人を紹介してもらえるのが特徴です。
特に運送業界では、
- 元請け案件かどうか
- 専属便の有無
- 働き方の実態
など、内部事情を知ることで会社選びの精度が上がります。
「給料を上げたいけど、どの会社を選べばいいか分からない」という場合は、一つの選択肢として活用する価値があります。
詳しくは、こちらの記事で解説しています。
▶︎ドライバー向けおすすめ転職エージェントについて解説
まとめ│トラックドライバーの給料は会社によって決まる


トラックドライバーは人手不足と言われていますが、だからといって全員の給料が自動的に上がるわけではありません。
運送業界では、
- 荷主との契約運賃
- 元請け・下請けなど会社の立ち位置
- 配車や仕事内容の効率
などによって、同じような仕事でも収入に大きな差が生まれます。
つまり、給料を上げるために大切なのは「努力だけ」ではなく、「どの会社で働くか」という視点です。
実際に、
- 固定荷主を持っている
- 荷待ち時間が少ない
- 配車が効率的
といった特徴を持つ会社では、同じ時間働いても収入につながりやすい傾向があります。
逆に、仕事内容や会社の構造によっては、長時間働いても給料が伸びにくいケースもあります。
もし「頑張っているのに給料が上がらない」と感じている場合は、働き方だけでなく、会社選びそのものを見直してみることも一つの方法です。
良い運送会社を効率よく探したい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
▶︎ドライバー向けおすすめ転職エージェントについて解説












